研究開発

R & D

開発方針

ESG経営、SDGs達成につながる研究テーマを軸に
独自素材の開発によってサステナブルな社会の実現を目指す
ESG経営、SDGsの達成に向けた研究テーマを中心に研究開発を加速させ、独自の素材開発や加工技術の開発を通じて、ファイバー戦略のさらなる深耕を目指していきます。環境対応素材、生分解性素材を活かした製品展開、水や空気の浄化、省エネなど環境保全につながる素材や製品の開発など、暮らしの健康・安全を支える技術開発に積極的に取り組み、研究開発を通じてサステナブルな社会の実現に貢献していきます。

播磨研究所

分野ごとの研究開発体制を播磨研究所に統合して
未来を見据えた基礎研究や商品開発に取り組む
研究開発の拠点となる播磨研究所に、合繊、産業資材、製品・テキスタイル事業に分散していた研究開発機能を統合。分野の垣根を越えた、横断的な研究開発によって、独自の原料や加工による商品開発のほか、市場の未来を見据えた基礎技術の研究も推し進められる体制を整えています。

大和紡績の機能素材が創る「ツムグにひとミライ」
  • 播磨研究所

    繊維事業を通じて開発してきた基礎技術を分野や用途を超えて融合させ、未知の領域へと展開し、将来的に新たな市場を開拓していくような技術開発を推進。事業と直結した領域にとらわれずに、研究領域の拡大を目指していきます。

    研究開発の様子
  • 合繊・レーヨン

    天然繊維や自社の合成繊維、レーヨンを中心にお客様のご要望に応じた機能を付与し、差別化素材の開発に注力。おむつやナプキンなどの衛生材料をはじめ、除菌ワイパー、コスメ用マスク、電池セパレータ―、建材・産業資材分野で使用される特殊繊維など、幅広い研究開発を展開しています。

    研究開発の様子
  • 産業資材

    電子部品、半導体需要の拡大に向けて進めてきた高機能カートリッジフィルターのさらなる高機能化と生産プロセスの技術開発を展開。また、土壌の安定化、河川の浸食抑制、土中やトンネル内の排水などのため、繊維を3次元的に複雑に組み合わせた立体網状構造体の土木用マットの開発にも注力しています。

    研究開発の様子
  • 製品・テキスタイル

    自社の合成繊維やグループのレーヨンなど、オーガニックコットンなど幅広い素材を用いて生地を作製し、独自の加工技術で様々な機能を付与して衣料や寝装品などに差別化した商品を展開。また、消臭、抗菌、抗ウイルス、肌に優しい素材などお客様の求める性能の実現のため、素材加工技術の研究開発にも注力しています。

    研究開発の様子
  • 産官学連携

    研究開発の特長のひとつとして、信州大学繊維学部ファイバーイノベーション・インキュベーター(Fii)の研究基盤を活用した研究開発があります。大学の先生方の様々な知見を商品開発に取り込めるメリットがあり、感性工学を通じて着心地や着け心地を数値化し、開発につなげる取り組みなどを行っています。

    研究開発の様子

コア技術と技術領域

コア技術と技術領域
  • 樹脂加工

    溶融紡糸をはじめ、メルトブロー、シート成型、コンパウンド、樹脂コーティングまで、幅広い樹脂加工技術を有しています。

  • 繊維加工

    自社の繊維素材を中心に織編物へ加工し、その生地の機能性を高めるため、薬剤や樹脂を用いた表面加工、含浸、塗工など、様々な繊維への加工技術を有しています。

  • 不織布

    水流交絡不織布、エアスルー不織布を中心とした不織布加工技術を有し、自社素材の活用と、他素材との複合化による高機能化についての豊富な経験を持っています。

  • セルロース

    レーヨンは木材を主原料としたビスコースを湿式紡糸した再生セルロース繊維であり、環境に優しい繊維として衛材から産業資材まで幅広く使用されています。また、お客様の様々なニーズに応えるため、機能剤の添加によるレーヨンの高機能化にも積極的に取り組んでいます。

  • ろ過

    マスクや家電のフィルターなどの気体ろ過から、水の浄化などの液体ろ過に使用されるカートリッジフィルターやメッシュベルトなど幅広いろ過に関する知見から、最適な濾材と製品形態をご提案いたします。

  • ゴム

    軽量かつ柔軟、気密性、反発弾性に優れる独立気泡の発泡ゴムスポンジの特徴を活かして自動車・家電・建築・土木資材分野でパッキン材として使用されています。また、自転車のタイヤなどのゴム製品の開発にも取り組んでいます。

  • 分析評価

    化学的な組成分析、物理的な物性評価に加え、衣料の素材開発で培った快適性に関する評価技術も衛生材料や生活資材、様々な分野での商品開発に活かしています。また、自社工場製品の基幹分析センターとしての役割も担っています。

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